関税のかからない1万円以下を外国通貨で換算する場合

関税のかからない金額16,666円以下で注文する場合の外国通貨での換算


関税を計算する際には、税関サイトの外国為替相場(課税価格の換算)を元に計算します。


[適用期間の見方]

  1. 輸入する荷物が通関する日の属する「適用期間」を見ます。



    例えば、2013年度の1月4日に荷物が通関すると予想される場合、

    2012年12月の欄にある「12月30日~2013年1月5日」が適用期間となります。
    このリンクをクリックすると、以下のPDFファイルが表示されます。



  2. 自分が個人輸入する[国名]を見ます。

    ※ドルの場合、アメリカ合衆国ドル(USD)、カナダドル(CAD)、香港ドル(HKD)、オーストラリアドル(AUD)などの複数の通貨単位があるので、「通貨」だけを見て計算しないようにしてください。
    もし、「通貨」で見たい場合は、「ISO(通貨単位)」の項目(USD、EUR、KRW、CNYなど)を見るようにしてください。


  3. 「当該通貨1単位につき(円)」または「当該通貨100単位につき(円)」の項目が適用期間中の外国為替相場となります。


[通関日の考え方]

荷物が通関する日は、ご利用されるショップから自宅に届くまでの配達日数を元に予想します。


日本国内に荷物が到着した日(通関前)から、自宅に届くまでの配送日数を引いた日数が通関日として予想されます。
※国内に荷物が到着してから、通関後国内発送されるまでに、1日以上かかる可能性もあります。




例えば、海外のショップから自宅まで、10日間程度で荷物が届くと考えられる場合。

仮に、国内配達に2日かかる場合。



 10日 - 2日 = 8日

 ショップの発送日 + 8日 = [予想通関日]




※利用する配送業者によって、国内配達日数は変わる可能性があります。
郵送や国内で利用したことのある配送業者の場合だと、東京税関(成田空港)や関西税関(関西空港)など到着する空港のある地域から、通常、自宅に届くまでの日数(普段の国内配達期間)を目安として考えられます。

普段の国内配達期間:東京や大阪などから自宅に届くまでの日数。
※ただし、通関に要する日数も考慮しておきます。通関するまでに時間がかかる可能性もあります。
国内到着後から通関後発送されるまでの期間は、特に問題がなければ、空輸の場合だと大体、国内到着の当日か翌日が多いです。



※ここで出した予想通関日は絶対ではなく、あくまで目安となる点に注意してください。


 通常の予定通関日が属する週と遅延の可能性も考えて翌週以降の適用期間(予定より早く届く可能性があれば、適用期間が前週になる場合もあります。)、各ケースで確認して、一番少ない金額以内で注文するのが無難だと思います



[関税のかからない1万円以下を外国通貨で計算するには]

免税される金額16,666円を週間レートの通貨で割ります。

 16,666円 ÷ 週間レート

※免税される金額については、「課税価格の合計額が1万円以下とは」を参照。



例:アメリカドル(USD)の場合(2012年12月30日~2013年1月5日の適用期間で計算)

 16,666円 ÷ 84.10 USD = 198.168 USD

約198ドルまでだと関税がかからない計算になります。


以下の表は、16,666円をアメリカドルに換算したものです。
過去10年間の税関長公示レートの年平均ごとに計算しています。
見やすいように、小数点以下は切捨ててあります。

年度年平均
レート
(USD)
16,666円を
アメリカドル
に換算
201179.97208
201088.09189
200993.52178
2008104.23159
2007117.93141
2006116.25143
2005109.64152
2004108.28153
2003116.41143
2002125.61132